まずは善光寺。
うちから徒歩10分なんですが、出る頃になって雨がひどくなってきたので母親に送ってもらいました。
まずは仁王門。
あたしの小学校時代の通学路です。
その辺の草花とか、赤い羽根募金のひとにもらった赤い羽根とか、よくお供えしたなあ。
ここの左に、大本願があります。
毎日のように通って、文殊菩薩にお参りして、水子供養の噴水にお水かけて、水飲んでたところ。
ほんとは、善光寺の住職をつとめる上人様が住んでいるところでもあります。
善光寺は、浄土宗大本山大本願の上人様(尼さん)と、天台宗大本山大勧進の貫主(お坊さん)のふたりが住職を務めています。
大本願をうろうろしてたら、そこのおじさんが声をかけてくれて、大本願の建物に入れてくれました。
そこで善光寺解説を。
むかしむかし、552年に、善光寺のご本尊「善光寺式阿弥陀三尊」は百済から日本の天皇にもたらされました。その前はインドにいたので、三国伝来の仏像と呼ばれています。
しかし、八百万の神を信仰していた日本では、この新しい仏像をあがめようとする派と、反対派とに分かれて争いが起こり、結局ご本尊は打ち捨てられてしまいます。
そこをたまた長野から来た本田善光が通りかかり、ご本尊は善光に語りかけて肩にとびのり、善光がご本尊を長野に持ち帰ったのが善光寺の始まりだとか。
以降色々ありましたが、今の状態に落ち着いたというわけです。
うちのご近所さんに、日本最古の仏像が安置されていたとはねえ。
珍しく若い人たちが来てくれたから、嬉しくて声をかけてくださったという大本願のかた。奥にまで上がらせていただいて、ゆっくりみることができました。
大本願を出て、少し大門までの道を歩いて、またUターンして本堂の方へ。
仲見世通りを通って三門へ向かいました。
途中、大好きな細道を見つけてしまって脇道へそれましたが。
駒返り橋の前を通って三門へ。
少し前に改修が終わって、とってもキレイです。
三門から本堂を望む
時間の関係で御戒壇巡りはしませんでした。
お参りして、地震の痕を見て、善光寺をあとにしました。
帰り道、昔愛用していた細道を通りました。
命名:へび道(byあたし)
小学校時代、近いと信じて通っていた回り道のひとつ。
さて、善光寺の次は松代へ。
お昼を小布施で食べるために、その前に松代を見なきゃなりません。
けっこう忙しい。
まずは途中にある、川中島古戦場へ。
上杉謙信と武田信玄の戦いの地です。
ここもあたしにとってはちょっと遠くの遊び場でしかなかったのですが。
歴史的にはすごいところなのよねー
かなり広い公園になってます。
雨の中ってのも雰囲気があってなかなか。
奥に見えるのは長野市立博物館です。
古戦場を出て、いざ松代へ。
第二次世界大戦の名残、松代大本営跡のひとつ、象山地下壕を見てきました。
ここに東京の中枢機能が移転されようとしていたんですね。
完成の前に終戦となってしまい、実際に使われることはなかったようですが。
ヘルメットをかぶって昔の血が騒ぐ先輩。
大勢の人が働かされて、犠牲になったんだなあと考えると。
象山神社もお参りして、松代の趣ある街並みを歩いて、いよいよ小布施へ。
高速に乗って小布施へ移動して、お昼はここの竹風堂でいただきました。
小布施といえば、栗。
竹風堂の栗おこわです。
あーおいしかった。
何度食べても竹風堂の栗おこわはいいです。
一緒についてるむかごがまた美味しい。
小布施観光は、北斎館と岩松院。
小布施は北斎が80歳をすぎてから訪れた土地らしいです。
北斎は90歳まで生きてますからね。
70歳過ぎてから絵のさらなる成長を求めて号を変えるとか、もうすごすぎます。
超元気パワフル老人。
岩松院は北斎が描いた天井絵があるところ。
八方睨みの鳳凰図。
小林一茶の句、「やせがえる まけるな一茶 これにあり」
の碑があるお寺でもあります。
ここも何度か来てるけど、やっぱりすごい迫力。
ほんとは小布施ワイナリーにもよりたかったけど、もう閉まっちゃう時間だったのと台風がだいぶ近付いて風が強くなってきたのとで、家に戻りました。
実家での晩御飯は、・・・お寿司。
なんでもやってみたい父親が、最近はお寿司にハマっているらしいです。
酢飯を作って自分で握って、
お魚も買ってきて自分で捌いて(これは前からやってた)、いやーおいしかった。
食べすぎた。
妹の友達も呼んで、7人で食べて飲んで。
この日も3時近くまで飲んでしまいました。
そういえば、前日に通ってきた北陸道は、あたしたちが実家に着いた後、台風の影響で通行止めになってしまいました。
あたしたちが高知へ戻る時にもまだ通行止め、そのうえ下道も通行止め。
ほんとにぎりぎりで帰ってきたんですね。
あと1日早かったら北陸道も中央道も通行止めで高知に戻れなかったし、
あと1日遅かったら長野にたどり着けてませんでした。
悪運つよし。
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿