全6回にもなってしまったムロカン日記。
その後日談とこぼれ話です。
もうその話題はいいわ。 ってかたはするーな方向で。
室戸貫歩、出発は9時。
多少前後はすれど一斉にスタートするので、しばらくすると同じくらいのペースの人たちはだいたい同じくらいの位置になります。
速い人は先に行って、遅い人は下がって、中くらいの人は真ん中に。
だから、抜いたり抜き返したり、同じくらいのペースの人とは87キロのあいだに何度も出会うわけです。だんだん覚えてくるわけです。
あ、あのひと旅鯨の集団だーとか、あだ名の名札つけてる人たちだ、とか、何部の集団だとかカップルだとか。
かってに親近感もわいてきます。
あたしら2人組は、歩くスピードはそこそこ速いけど休憩が長かったから、休憩のあいだに抜かれては歩いて抜き返すのを繰り返してました。
ずっと同じテンポでひとり歩き続けてる人がいて、すごいねー。って言ってたら実は先輩だったりもしました。
あ、あそこの彼女のほうがだいぶバテてきてる。大丈夫かな。
とか、
4人だった集団が3人になってる。もう1人はどうしたのかな・・・
とか。
ま、むこうからしたらどうでもいいお節介かもしれないけど、心配してみたり。
彼らの多くには、室戸が近づいてこちらがペースダウンした後にだいぶ抜かれてしまいましたが。
ひとり、青いジャージのひとがいました。
たぶん後半で見るようになった人で、抜かしたり、こっちが休んでるときに抜かれたり、を繰り返して、最後のコンビニでもうちらが着いたら出て行って。
かなりしんどそうに1人で歩いてたから、じぶんたちのしんどさもそっちのけで応援してました。その後室戸の町を抜けたあたりで彼に追い付いたら、ちょうどサポーターが来たらしく、青から赤に着替えていました。
以来、「赤い人」。
そこであたしたちが抜いて以降、あたしたちの前に出ることはなかったのですが、
赤い人きてるかな・・・
って、ときどき振り返りながら歩いてました。
そのあと彼は見えなくなってしまい、あたしたちはゴールして。
帰りの車、赤い人どうしてるかな、無事つけるかな、、
って窓から外を見ていたら、
見つけました。
両手に杖がわりの棒を持って、歩き続けてました。
なんか嬉しかった。
あーると一緒に、3時までにはゴールできるね、って話しました。
きっとあの人は無事ゴールできたと思います。
そういうよくわかんない連帯感が、ムロカンでは生まれるのかなと思いました。
だって80キロ以上の同じ道を同じ日に歩いた仲間だもん。
限界を超えて。
あーでも考えてみたら、あたしとあーるもカップルに見えたんかな。
男のひとと女のひとが一緒にいたら、カップルかな、って目で見ちゃうのはあたしだけじゃないはず。あたしたちもそう思われてたのかもしれません。にぎやかなカップルやなーって。笑
カップルでムロカンを歩くと別れるって話をよく聞きますが、
よさこいで付き合ってムロカンで別れる、なんてパターンも聞きますが、
付き合う前に一緒に歩いたら、それは良い方向に働くかもって思いました。
まだ遠慮と尊重がちゃんとあって、励ましあって文句も言いすぎずに歩けるから。
そしたら吊り橋効果的なものがうまいほうにもってってくれそうな気がする。
あたしとあーるは違うけどさ。
までも今までよりも距離は近づいたよね、たぶん。
後半ペースダウンしたあたしたちですが、ゆっくりな人に合わせるのはしんどい。
ってのを実感した後半でもありました。
あたしの方が頑丈だったみたいで。
ゆっくり歩くには、歩幅を縮めるのとテンポを落とすのとあるけど、テンポを落とすのは余計に筋肉使うからしんどい。歩幅を狭めることになるわけです。
そうすると、足の裏に体重がかかる回数が増えるぶん、足が痛くなりやすい。そんな気がしました。だから足の裏はさいごだいぶ痛かったです。
でも、筋肉はそうでもなかったのよねー。
翌日、カラダウゴカナーイ って事態をどこか期待しながら目を覚ましたのですが、
あれ?あんまりイタクナーイ。
起き上がれちゃったし。歩けちゃってるし。
ふらふらしてるのは、単にたくさん寝過ぎて低血糖なだけだろうし。
腰と水ぶくれをかばってちょっと変に使ってしまった右足の筋肉一か所を除いて、ほとんど筋肉痛はありませんでした。
階段登れちゃってるよ、なんか違うよー、こんなはずじゃなかったのにー。。
なんか逆に悲しい。
火曜日にはひどくなるかな、って期待もしましたが、全然。
余裕でダンスしてさらには夜ジョギングもしちゃいました。
なんでこんな体力バカなんだ、あたし。
バレエに始まり日々駆け回って自転車とテニスと合気道とダンスで鍛えた筋肉、合気道とダンスとよさこいの裸足族で鍛えた足の裏は、ちょっとやそっとじゃへこたれない逞しさを獲得していたようです。
痛かった膝も足の裏も、一晩寝れば元通り。
がっつりダンスしちゃった翌日とか、調子に乗って5キロ走っちゃった翌日のほうがよっぽど痛くてしんどかったわ。
もっとちゃんと女の子らしく、イターイ、アルケナーイ、って言ってみたかった。
でも残念ながら、あたしはすっかり元気です。
悪いことじゃないんだけどさ、なんかさ。。
以上、後日談でした。
自慢じゃないよ、悲しいんだよ、ホント・・・。
黒猫さん、こんにちは!
返信削除ブログ(室戸貫歩の思い出)にコメントいただいた、かり主婦すまです♫
室戸貫歩お疲れさまでした!
普段から鍛えている人は違いますね~。
翌日も翌々日も元気だったなんて…私には信じられない(笑)
ムロカン一緒に歩いたカップルは別れるって言われてるんですね。
うちは、付き合って三年目に一緒に歩いて、その後、七年付き合い、結婚しました…!
そういえば、カップルで行ったら別れるという鏡川の花火も毎年見てましたし・・・そういう都市伝説は嘘ですね!黒猫さんも、がんばって・・・♪
かり主婦すまさん
返信削除コメントに気付くのが遅くなってしまってすみません!!見に来てくださってありがとうございますm(_ _)m
翌日ふつうに起きれちゃったのは、あたしも信じられなかったです・・・^^;
でもせっかくだから来年は記録を目指します♪笑
鏡川の花火って別れるってジンクスあるんですか!?
そういえば昔、見に行きました。その後別れました・・・汗
でもそんなのウソですね!10年も付き合って結婚するってすごいです。
わたしも頑張ります~♪