タンペレの次は、いよいよオーロラを目指してラップランドへ向かいます。
ラップランド:北極線以北の地域、北極圏とおおまかに言えますが、具体的にはスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ロシアにまたがる、サーミ人が住んでいる地域をさすんだとか。
夏は白夜、冬は太陽の昇らない極夜が訪れる地域です。
半年の間に日照時間が24時間変化するわけで、この時期は日照時間が毎日どんどんのびていきます。
私たちが行った1月末は、9時すぎから4時ごろまで明るかったかな。
ラップランドまでの交通手段はVRの夜行列車。
初日にも乗った、日本のJRのような国鉄です。
他には飛行機で行くという手もあるけど、夜行列車ってなんだかロマンを感じるので行きはこっちにしてみました。
サンタクロースエキスプレスという素敵な名前がついていますが、実際は普通の車両だし、サンタさんを感じさせるものはひとつもありません。
VRは二階建てで、ひとつのコンパートメントに二段ベッドがひとつ。
ふたつのコンパートメントの間に鍵のかかったドアがあって、4人で利用するときはドアをあけてもらって4人部屋としても使えるようです。
2階は各部屋にシャワーがあり、1階は車両ごと共用のシャワーがあります。
2階をとりたかったのに、ネット予約でなぜか1階になってしまった私達。
ま、それほど不便はなかったのですが。
しかし、旦那が共用シャワーを使おうとしたら、待てども待てども水しか出ず。
この寒いのに水浴びは無理!
ということで、シャワーはあきらめました。
どっかにお湯ボタンとかあったのかな?
他の乗客もぜんぜん使ってなかったし、あのシャワーは水専用なのでしょうか。。
VRの中はWi-Fiが使えて便利でした。
翌朝は7時半ごろ降車の予定だったので、6時過ぎに起きて食堂車両へ。
時差ぼけのおかげで早起きが苦になりません。
日本人のツアーらしき人々ともすれ違いました。
部屋にあった朝食半額クーポンを見せて、ひとり€6。
ボリュームのあるサンドイッチと、オレンジジュースとヨーグルトとコーヒーと。
オレンジジュースが濃厚で美味しかった。
コンパートメントは、狭い空間ですがちゃんと水も出ました。
お布団はこんな感じ。
フィンランドの屋内はどこも暖かいので、布団は薄めです。
寒くないです。
7時過ぎにRovaniemi(ロヴァニエミ)の駅で降車。
こんな列車に乗っていました。
外は真っ暗。
ここからロヴァニエミの市街を目指します。
そんなに遠くなさそうなので、歩くことに。
途中、ハイウェイに入り込みそうになったりしつつ、どうにか目指していたサンポセンターにたどり着きました。
日本から、地球の歩き方とるるぶを持っていきましたが、ガイドブックの地図のちゃちいこと。
ハイウェイと普通の道を同じ色にしないでほしいよね。
通りの名前も広いとこしか書いてないし。
フィンランドのハイウェイは無料だそうで、乗るときもとても自然な感じでして。
ふときづいたら歩道がなかったんです。こわいこわい。
ちなみに現地の駅や観光スポットにおいてある地図はとても使えました。
サンポセンターのサンポとは、フィンランドの神話「カレワラ」における、打出の小槌、的なものです。フィンランドの文化を理解するのに欠かせないとも言われる抒情詩カレワラ。
たまたま研修医ルームに本があったので読んでいました。面白いよ。
ロヴァニエミは、有名なフィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトが都市計画を担当した街。ショッピングセンターのサンポセンターにも面白いものがいろいろありそうでしたが、バスの時間もあったのでゆっくり見ずにスルーしてしまいました。
この日はロヴァニエミ→サンタクロース村→ロヴァニエミ→サーリセルカ
と行こうと思っていたのですが、サンタクロース村にもサーリセルカ行きのバス停があると聞いたので、もう直接いくことにしたのです。
バスに乗って20分くらいでサンタクロース村に到着。
バスに乗っていたのは村の従業員のひとと、観光客数人でした。
ツアーの人は駅からツアーバスに乗るんでしょうね。
オープンの10時まで少し時間があったので、お土産やさんを物色。
ムーミンの温度計を購入。
つるつるの雪のすべりだいがあったり、大きな雪だるまがいたり。
外国の雪だるまって、3段ですよね。
ちなみにこの格好で旅行してました。
インフォメーションでロッカーはあるか聞いたら、ロッカーはないけどその辺に置いといていいよ、とのことだったので、バックパックを隅っこに転がして、サンタさんに会いに行きました。
もちろん貴重品は携帯で。
サンタさんに会うのは無料です。
サンタさんの仕事を垣間見ながら、サンタさんのいる部屋を目指します。
サンタさんは英語はもちろん日本語もなかなか上手。
新婚旅行だというと、素敵な笑顔で「幸せにね」、というようなことを言ってくれました。
そして並んで写真撮影。
写真はサンタさんのお手伝いをする小人、トンットゥが撮ってくれます。
最後にトンットゥに日本語で、「いい子にしてなよ!」と言われてサンタさんの部屋を出ました。
部屋の外ではさっそく、さっきの写真販売。
写真1枚で€25、データを入れたUSBもつけると€34ぐらいします。
私達は写真にしました。
お土産コーナーで会計をして、おしまい。
ちなみに私達の前の人も、その前の団体ツアーも日本人でした。
とにかく日本人が多い。
どこにいっても日本人旅行者がいます。
イッタラやマリメッコのショップも入ってたので、いくつかお土産を購入。
それからインフォメーションで、北極圏到達証明書を発行してもらいました。
サンタクロース村は、ちょうど北極圏の境界線、北緯66度33分線の上にあるんです。
言語が色々選べますが、もちろんフィンランド語で。
これは€6くらいだったかな。
それからバスに乗ってさらに北のSaariselka(サーリセルカ)を目指します。
長距離のバス停が非常ーーにわかりにくかったのですが、
これでした。
市バスのバス停のすぐ道路側。
ただの雪の山かと思ったよ・・・
ぐるりと回ったら、中は小屋みたいになってました。
バス停、近距離の市バスは黄色、長距離バスは青色の看板が立ってます。
さて、次はサーリセルカ編。
だいぶ長くなってきました。
ねこ、久し振り。僕です右京です。覚えてるかな?
返信削除ところで、誕生日おめでとう!今年が飛躍と平静の一年となりますように。
最近はねことはやり取りがないけれども、
お互い健康に気をつけて生きていこう(ΦωΦ)/
じゃあまた~