2011年12月11日日曜日

素粒子と月食と写真の夜

少し前に書いた、Science bar + KEK 行ってきました。

おもしろかった!
KEK(高エネルギー加速機研究機構)の広報室長、森田洋平さんのお話は、難しい内容だけど整理されてわかりやすくて、科学写真家、吉岡さとるさんの写真はやっぱり素晴らしく格好良くて綺麗でどこか人間くさくて、ARMの久川大志さんの音楽はクールで不可思議で。
そしてクランベリージュースがとてもおいしかった。

むかし、百科事典で原子より小さい素粒子の存在を知った時のことを思い出した。
テレビでスーパーカミオカンデの映像を見て、わくわくしたことを思い出した。
小説、天使と悪魔を読んでいた頃を思い出した。
やっぱりあたしは大きいものが好きで、精密で大胆な構造物が好きで、写真が好きで、そして知的好奇心のカタマリなんだって思った。

ああいいカメラが欲しい。
あと、ちょっとテレビが欲しくなりました。
火曜日に、ヒッグス粒子が見つかったのかどうなったのか、記者会見が行われるんだって。
ヒッグス粒子。物質に質量を与える素粒子とされているもの。
テレビないと記者会見見れないからなー。


それから最近(?)話題の「ニュートリノは光より速いかも」
っていう実験結果の真偽は、数年のうちにははっきりするだろうということでした。

イベントが延びてしまい、月食を見に行く予定があって最後までいられなかったのが残念だったけど、とても楽しい体験をした夜でした。
そして来場者プレゼントの吉岡さんの写真カレンダーが嬉しかった!


イベントを抜けて、正連寺へ。
皆既月食を見に出かけました。

イベントに出かける前は冴えた満月
バーの外に出た時はすこし欠けた月
正連寺に向かう頃には細くなっていて
先に来ていた相方さんたちと合流する前に、地球に隠れて赤くなった月

あたしのコンデジではこれが限界。



もうちょっと攻めようと思ったけど電池がきれました。
充電しなきゃ・・・

合流してからしばらく眺めて、しゃしん撮って。
赤い月のまわりに星がとてもきれいで、不思議な空でした。

山を下りて、なりゆきでカニ雑炊をご馳走になりました。
美味しかった。



誰かの言葉で、「人は何も創造しない。発見するだけだ。」
みたいなのがあったと思うんだけど、ほんとにそうだなーと思った1日でした。
むかしから素粒子は存在していたし、月食は起こっていたし、その仕組みは確かにそこにあって、ただ人間がそれに気づけるかどうか。解明できるかどうか。

新しい方法も、新しい仕組みも、いままで「発見」したことをどう組み合わせるか、っていうところにあるんだよな、と。
病気も一緒だよね。


知的好奇心、大切にしよう。

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