2012年1月15日日曜日

素っ裸ごーごー


裸のススメじゃございません。
火事です。
てーへんだ、てーへんだ、の火事です。

人生23年、まさかの火事に遭遇。

ご心配くださった方も多いのでここでちゃんと書いとこうかと。


あれは土曜日のことでした・・・
金曜日は朝方まで飲んでいて、帰って化粧だけおとしてばたんきゅー。
目が覚めたのは15時半。
用事もあるし、いーかげん起きてお風呂にでも入ろうかと思ったのです。

服を脱いで、お風呂場に向かう時、どこからかサイレンの音が聞こえてきました。
救急車じゃないな、パトカーか消防車かな?(聞き分けれないひと)
あ、近所でとまった。このへんで何かあったのかな~
今思えば、これが沢田マンションの前にとまってたわけですよね。。

さて気にせずお風呂場で、お湯出るの遅いなー(うちにはお湯はすぐ出ないうえにしょっちゅう水になる、素敵給湯機がついてます)とじっと待っていたら、裏の方からどんどんいう音が聞こえてきました。
沢マンはいつもどこかしら工事してるので、どんどんいう音は日常的。
あたしの上の部屋も、ときときどしんどしん言ってます。
今思えばこれが、スプレー缶とかの破裂音だったのか・・・

いつものことなので気にしません。
寒い寒いとお湯を待っていたら、こんどはたき火っぽいにおいが漂ってきました。
んーこのへんで誰かたき火してるのかな?
※この時点であたし素っ裸

でもさすがに何かが変だと思って、いったんお風呂場を出ようとした、とき、
起きてからつけたエアコンの室外機の稼働音が、ぷつっと切れました。
お風呂の電気も部屋の電気も、消えました。


もしかして、火事?


いそいで服を着て(ノーブラでしたすいません…)、防寒だけしてとりあえずメガネかけて、携帯と鍵と、お財布の入ったかばんを持って、外に出ました。
外では誰かが何か怒鳴ってます。
部屋の戸を開けたら、ふたつ隣に住んでるひとも、ちょうど出てきたところでした。
何だろう?と状況を理解してないふたりそろって眉を寄せ、東側(うちはマンションの西寄りの部屋)を見たら、煙で廊下が真っ暗。
このへんも煙ですごいにおい。

うげーと思って、スロープを通って下に降りました。
2階の、スロープから入ってすぐの部屋が、すごい勢いで燃えてました。


マンションの西隣にある焼鳥屋さんの前で、消防隊(やっぱかっこいい、かも?)の人々の活動を待つこと1時間ちょっと。
消防車どうしをホースでつないで、道路の給水栓の蓋があいてて、ぺったんこだったホースが水圧でどんどん膨れて水を運んで、隊員さんと消防団のおっちゃんたちが走ってて、
なんかすごかった。

そして自分が何もできないってことを痛感しました。
となりの部屋の人に声をかけることも(あたしより先に逃げてたっぽいけど)、携帯財布以外の大事なものについて考えることも、もしスロープも廊下も通れなかったらどうやって逃げるかってことも、もし大事になってたら何か行動できたかどうかについても。

ああ、あたし、無力だ。


部屋に戻れたのは17時すぎ。
火元の部屋は、真っ黒になっていました。
もう暗くなる時間帯だったから、よけいに真っ黒。
部屋のうえは3階まで、煤で黒くなって、緑のアロエも真っ黒。

焦げたわけじゃない、と思う。

沢田マンションは火事が多いって聞いたことあったけど、まさか自分が住んでるときに、部屋にいるときに会うことになるとは。

出火の原因は、ストーブとスプレー缶のコンビによるもの、らしいです。
火元の部屋のおじいちゃんが軽いやけどをしましたが、そのほかにはけが人もいません。
左隣のお部屋と、真下のお部屋が消火のために水浸し。
水道管と電線もやられちゃったらしく、その管と線の支配域によって、水がちょろちょろだったり電気がつかない部屋があったりしてます。
なんともない部屋もあります。

そんな感じ。

うちは、電気がつかなくなりました。

お風呂に入ろうと思って起きたのに、そのまま火事騒ぎになってしまって入り損ねたので、とりあえずぽかおんへ行ってみました。お湯も出ないだろうし真っ暗だし、なによりドライヤー使えなかったら風邪ひく。
消防車がしばらく止まってて車だせなかったから、チャリで。
よーくあったまって、持ってきたタオルを使ったら、タオルが煤くさくなってて参りました。
夜はバンドの練習。そして先週から行きだしたHouse練習会。
ジャケットを着たら、それも煤くさくなってて滅入りました。

そのあと、用事があったのでよこじいへ。
ま、真っ暗な家に帰りたくないってのもなくはない。

FacebookにいもTwitterにも書いてたし、ニュースにもなったみたいで心配してくれました。
カテキョの子も、ニュース見たってメールくれて嬉しかったな。

そういえば1日中食べ損ねていたご飯をやっとよこじいで食べて、二ライへ。
二ライのマスターも心配してくれました。
「冷蔵庫とか大丈夫?」
あ、冷蔵庫!さすが料理する人は気づくところが違います。ってかあたしが気づかなすぎるだけなのか。冷蔵庫、てか冷凍庫、困りました。。
携帯の充電も心配してくださって、充電させていただきました。ありがたや・・・

最後にShelterへいって、ちょっと話して、ご協力いただいて、4時過ぎに帰宅。

あいかわらずスロープを上ると煤くさく、火元の部屋の横にはパトカーがエンジンかけたまま止まっていて、家の電気はつきませんでした。

何が困るって、トイレですよ。
真っ暗なトイレとかもうハマりそう。
あと、洗濯物。
ここんとこため気味で、土日で洗おうと思ってたのに・・・
干してたぶんも全部煤くさいし。

今日になって、お風呂だけは入れられるように大家さんが電気を引いてくれました。
が、全部の電気が復旧するのは、1週間くらいかかるかも、とのこと。
もう配線ぜーんぶ取り換えるらしい。


メールとかコメントとかリプライとかで、大勢の人が心配してくれて嬉しかったです。
こんなときに心配してくれる人がいる、頼っていいよって言ってくれる人がいるって、心強い。ありがとうございました。

ひとまず、お風呂も洗濯も冷蔵庫の食べ物も、どうにかなりそうです。

ほんと、大事には至らなくてよかった。
火って便利だしきれいだけどとっても怖い。
冬だし、みなさんお気を付けください。
それから、電気。
電気ってめっちゃ大事!
明るいことも、見えることも、電気機器が動くことも、その存在の大きさを実感中です。


近況報告でした。
ご心配おかけしましたm(__)m