2014年12月23日火曜日

酷道与作

21日の夜、酷道与作を走ってみた。
酷道与作。国道439号。
徳島県徳島市と高知県四万十市を結ぶ、ほとんど山道の長い国道。

一度通ってみたいと思ってたんだけど、幡多から梼原へ行くのにちょうどいい機会だと思ったのだ。
しかも道沿いにはダムがある。これは通らないわけにはいかないよね。
というわけで出発しました。夜だけど。

ちなみに、幡多から梼原へは、いったん愛媛へ抜けて鬼北町とかを通る道がスムーズです。もしくは宇和島経由。

19時半に四万十市役所の横を通過。商店街の外れみたいなとこで、スタートからして国道らしくない。

四万十川の隣を流れる後川を渡って、安並を通って北へ。しばらくは走りやすい道。
が、伊才原でいきなり通行止め。
あれ…
工事?迂回路あったかな…

ちょっと戻ると、あったあった。
ほっそい橋を渡って対岸へ。これがまた狭い。酷道は裏切らないね。
即席っぽい橋を渡って、急な坂を上って、本線に合流。

しばらくは走りやすい道だったのが、住次郎トンネルを過ぎてちょっとしたら急にかくっと曲がって、細くなった!
いきなりくねくね、落石たくさん落ち葉だらけ。これが国道かよー。何日も人通ってないんじゃないの?っていうくらいの荒れっぷり。石を踏んでタイヤがパンクしないかどきどき。
途中整備されて綺麗になってる場所もあったけど、概ね山道でした。時速20〜30kmでくねくねくね。

スタートから40キロくらい走って土佐大正に到達。ここで交わる381号を東にいくと、フィギュアで有名なホビー館があるのだ。
しばらく381号と合流して進む。割と走りやすい道を10キロくらい行くと、お待ちかね、ダムです。

津賀ダム。
天端の端に車を止めて、降りてみる。
あたりは真っ暗。ゲートの制御盤のランプが点々とついてるだけ。見上げると星が超きれい!

懐中電灯を引っ張り出し、ダムの納経帳を持って歩き出す。

ていうか、ここ、圏外だ。少し手前で聞いてたPodcastが止まったんだけど、圏外でした。
ダムは見えずとも、ハンコだけでも押したかったんだけど、ハンコの位置情報がわかんない。だいたいダムというのは山奥なんだから先に調べとけばよかったんだよね…
まあ、ありそうなところを探すことにして、天端を渡った。
放流中らしくていい感じの音が響いてる。しかし見えないー
対岸の管理棟の入り口にもハンコはなく、残念引き返す。
そして車の周りをよく見ると、向こうに木の小屋が建っている。ダメもとで近づくと、四電のふれあいトイレって書いてある。
そしてその横に、発見!
見慣れたハンコ入れ。
インクは無いけど、ちゃんとマイ朱肉があるもんね。

というわけで津賀ダムげっと。でもちゃんと姿を見たいから、また来ると思います。



ついでにふれあいトイレ、中はちゃんとトイレットペーパーがあって、棚には予備の紙もしっかり補充してあった。四電すごい。すばらしい。

ここからだんだん道がくねくねに。
でも最初ほどの落石っぷりじゃない。

途中小さな集落を通ったんだけど、人形の顔を使ったカカシが道沿いに立っていた。何体があって、とても不気味だった。何かのおまじない?

ナビで松原の文字が近づいてくる。ここは診療所の研修で2回来たところ。知ってる地名を見るだけで安心するというもの。
見覚えのある郵便局とパン屋さん(梼原で唯一のパン屋さんらしい!美味しい!)を通り過ぎて松原を抜け、ここで439とお別れ。このへんから雪が降りだした。梼原の標高はここよりまだ高い。ノーマルタイヤで大丈夫?毎度のことながらどきどきする。
439号は雲の上のホテルの手前くらいに繋がるんだけど、梼原の街へ行くなら県道26号の方が近いのだ。これもやや険道の感があるけど。

途中、初瀬ダム(別名佐渡ダム)の横を通って、酷道197に合流。
初瀬ダムは10月に来たけど、あの時は台風で雨雨で、ぜんぜんゆっくり見れなかった。津賀とあわせてまた見に来よう。

ここまで来ればあと少し。
ちなみに26号最後の川口トンネルの手前を東へ折れると川口ダムというのがある。
これは88箇所にも載ってない、小さな趣のある堰堤だ。ただし道は未舗装。以前ここを攻めてパンクしたので、行く時は要注意。

あとはトンネルを幾つか抜け、パチンコ屋を通り過ぎて、梼原のメインストリートに到着。
最後の方は、橋の上はもう雪がしっかり積もってた。
到着は22時半。3時間もかかりました。


次は明るくてあったかい時に。
あと、セダンで通る道じゃかった!もう1台車欲しいわー…小さくて馬力あって傷ついても悲しくないやつ。笑
昔の傷傷ヴィッツを懐かしんでいます。

2014年12月17日水曜日

自動水洗

twitterで小さく盛り上がったので書きますが、
あたしはトイレの自動水洗が嫌いです。

自動水洗が生まれたのは、確か男性用が先。
便器の前を離れると自動で水が流れて、大変好評だったらしいです。
男性はどうしても手が汚れますしねー。
他人の汚い手が触ったレバーを触らずにすむってのが良かったのかもしれません。

自動化は進み、女性用も手をかざすだけで流せるようになり、
次は立ち上がるだけで勝手に流れるようになり、
最近のトイレはドアを開けただけで勝手にフタが開くようになりました。

日本人の技術力と知恵はすごい。

しかしね、そこまでやる必要ある?
と思ってしまうのです。
女性用の自動水洗のメリットは、
1)他人が汚い手で触ったかもしれないレバーを触らずにすむ
2)ついつい流し忘れても安心
というところかと思うのですが。

一番汚くなってそうな和式トイレにはまず自動水洗はないし、そうすると1)は微妙です。
だいたい便座が共有な時点でそれどころじゃない。
2)は・・・そういう人はまずいないと思うんだけど、いるのかな?

逆にデメリットは、
・電気代の無駄
・おなかの調子が悪いときなんか、途中で何度も流れたりする
・物を落としてしまったときにどうしようもない
・検便の検体が流れていってしまう悲劇!!
などなど。

あとあたしがよくやるのは、『立ち上がった瞬間に流れたのをすっかり忘れて、服を直した後に自分でも流してしまう』
結局無駄にしちゃいます。
それと医学的見地からいうと、モノはぜひ見ておくべきです。見なきゃタール便とか気づけませんし。水分摂取が足りてるかの目安にもなります。

どーですか。メリットよりデメリットのほうがでかくない?
検索してみたら、この自動水洗にイラッとしている女性はけっこういることがわかりました。
というわけでトイレメーカーに提案。
基本的に手動にして、流し忘れて出ていっちゃったときだけ自動で流す、でどうでしょう。

これなら自動水洗を気に入ってる人は困らない、嫌いな人も困らない。
いいと思うのですが。

2014年12月9日火曜日

エストニア

お久しぶりです。
フィンランド旅行記を書ききったらほかのいろいろを書こうと思いつつ、なかなか進まないこのごろです。というのも今の官舎にはネットが通ってないのです。1年だけだし、手続きも面倒なので基本的にパソコンをつつくのは医局で、なのです。


さて、エストニアでの朝食は、ホテルの「チャイコフスキー」という豪華レストランで。ビュッフェ形式で、内容はフィンランドとだいたい同じでしたが、ずっと美味しい。そしてフルーツがたくさん。ディナーのときはドレスコードがあるんだろうな、、という雰囲気でした。
あんまり時間がないので早めにホテルを出発します。でも荷物は重いので、ホテルで預かってもらうことにしました。

エストニア旧市街の石畳を歩きます。
この日はこの旅行中で一番の冷え込み。
ちょっと震えながら、首都タリンの旧市街を歩きました。


タリン旧市庁舎が建つラエコヤ広場


















その片隅で、排気口の風で段を取る鳥を発見。 鳥も苦労しています。



これはたぶんビールやさん。
全体的に、書体も雰囲気があります



展望台から見た風景。 城壁の外にも、素敵な塔なんかが見えます。
方向を変えれば、現代風のビルも。



お姉さん2人が店番をしていたお店でお土産を買いました。
海外では、お裁縫の指貫がけっこうお土産に売っているみたい。かわいい絵が書いてあったので、パッチワーク好きの母に買いました。
このあたりは琥珀も有名みたいで、琥珀のアクセサリーもたくさん見かけました。

昼食は、ネットで高評価だった「オルデハンザ」というレストランで。
真冬で完全にオフシーズンだったからなのか、ディナーじゃなくランチだったからなのか、ネットの評価で見ていたような雰囲気はあまりなかったのですが・・・
意外と明るくてがらんとしてた。

でも、味はとてもよかったです。
きのこのスープが美味しかった。
量はかなり大目でしたけど。




お店のお姉さんによると、エストニアの人たちは、小学生のときからみっちり英語を習うんだそうです。だから若い方は皆さん英語ぺらぺら。

フィンランドもエストニアも、観光関係の方と、若い人たちとは英語が通じないことはありませんでした。



外側から見た城壁


宿泊したホテル テレグラーフの入り口。


船の時間を気にしつつ、荷物を受け取って港に向かいます。
歩いて港について、ほっと一息。
乗り場がAからDまであります。ヘルシンキ行きはどこからだ?
と見回すものの、どこにも見つかりません。

ようやく港の見取り図をみつけると、どうやらコの字型の港の、反対側のターミナルだったみたい。
間に合わないかもー!
と重い荷物をかついでひいこらたどり着くと、受付のお姉さんに
「もう遅いわ。次の便に変えなさい」
といわれてしまいました。
料金はそれほど取られなかったものの、がっくり。

暇なので、港のクロークに荷物を預けて、すぐ横のショッピングモールへ行ってみることにしました。
このクロークのおばちゃんは、英語が通じなかった!
少し年齢層が上がると、あんまり英語教育を受けてない世代もいるみたいです。
でも身振り手振りでどうにか話を伝えたところ、なんとタダで荷物を置かせてくれました。
おばちゃんありがとう。

ショッピングモールでは、フィンランドとの物価の違いに仰天。
ペットボトルも1本30円くらいのとかがありました。
フィンランドから買出しに出てくる人が多いのも納得。

そしてこんどこそフェリーに乗って、フィンランドに帰ったのでした。

フィンランド最終日はヘルシンキを大急ぎで観光。
ヘルシンキ大聖堂、テペリアウキオ教会、ヘルシンキ現代美術館、マリメッコ、etc...

おみやげに葉書でも買おうと寄った郵便局では、トーベヤンソン生誕100周年の記念切手を売っていました。
そしてそれの特集で取材に来たらしいラジオのひとに、インタビューされちゃいました。
この切手のこと知ってた?
トーベヤンソンは知ってる?
どこから来たの?
何しに?
などなど。
つたない英語でしたが無事通じたのでしょうか。

最終日はだいぶ省略しましたが、夕方の飛行機に乗って、また10時間のフライトを経て日本に帰りました。

この旅でお世話になったIさんご家族、ほんとうにありがとうございます。
もっとゆっくり1都市を味わってみたいし、オーロラリベンジもしたいし、また行きたいなあ。
だんだん寒い季節になってきて、旦那さんはまたフィンランド行きたい熱が再燃したようです。



やっとのことで(ちょっと無理やり)終わったフィンランド旅行記。
また普段のことも書いていこう。
ではまた。

2014年6月22日日曜日

大移動

サーリセルカ3日目。
朝食を食べに行くと、廊下で例のカメラカップルの女性の方を見かけました。
一人窓の外を見て、…泣いてる…?

その後ビュッフェでも一人で朝食を食べていて、あたしたち二人は彼らが喧嘩したんじゃないかと、他人事ながらそわそわ心配していたのでした。

もう少し買い物をして、空港へ向かいます。
ホテルのすぐ前の停留所から空港行きのバスに乗車。
イヴァロ空港は龍馬空港とそんなに変わらないくらいの規模の空港です。
日本人は少なくて、ロシアの学生風の集団とか、ヨーロッパ系の人がいました。
空港の地面も一面真っ白。こんなんでも飛べるのね~

















ウノをしながら搭乗を待っていたら、軍用機っぽい飛行機が着陸しました。
昔はパイロットになりたかったあたし。憧れです…
フィンランドは徴兵制で、18歳以上の男性は全員1~2年の兵役があるらしい。

















さて、搭乗。全員飛行機に乗り込むと、外に何やら人の乗った機械が近づいてきました。??と見ていると、オレンジ色の液体を機体に吹き付け始めました。ゴーっという音。あっという間に曇る視界。























窓から翼まで念入りに吹き付けると、次は第二液。ゴー……
たぶん、機体の氷を溶かして、空で凍らないように不凍液みたいなものをかけてるんでしょう。初体験でした。日本でも北海道とかだとやるのかしら。

機内にあった雑誌によると、ヘルシンキのヴァンター空港なんかは、オープンから今まで遅延はあっても雪のせいで飛行機が飛べなかったことはないんだとか。
ものすごい数の除雪車が、毎日稼働してるらしい。
雪が降るのが当たり前、そこで運行してるんだもんなあ。


イヴァロからヘルシンキのヴァンターまでは2時間半くらい。
初日とは別のバスに乗って、ヘルシンキ市街へ向かいました。


この日はヘルシンキには泊まらずに、バルト海をはさんでお向かいの国、エストニアに行く予定。予定の船まで時間があるので、その前に市場へ行ってみます。
ハカニエミの屋内マーケット。
トラムのハカニエミ駅のすぐ前が広場になってて、その横にあります。
建物は2階建て。魚屋さん、肉屋さん、総菜屋さんにお土産やさん。
2階には骨董やさんや毛糸やさんも。一通り見て、結局お土産は買わずに、魚屋さんと総菜屋さんで夕飯を購入。船で食べる予定です。
魚は、見たこともない魚もあって面白かった。といってももともと魚をあまり知らないのですが・・・
生魚の漬けみたいなのもあってこれがなかなか。

ハカニエミ駅からトラムに乗って空港に向かいます。
どれに乗ればいいか怪しかったので、待合に座っていた美人なお姉さんに声をかけてみました。
椅子を立って、流暢な英語で教えてくれました。
なんていうか、フィンランド人いい人!皆さん聞かれると親身になって教えてくれる印象がありました。
こういうところも日本人に人気の理由なのかな。

今回乗ったTALLINK SILJA LINEはヘルシンキ西ターミナルから出ています。
他にもVIKING LINEという航路もあるみたい。
SILJA LINEはお隣スウェーデンのストックホルムまでの航路も持っていて、こちらの船は豪華客船。片道一泊二日で、まるで街が移動しているような感じです。
次にフィンランド行くときはこれに乗ってスウェーデンに行きたい。

さてエストニア行きの船はフェリーで、そこそこ大きかったです。
新潟―北海道航路よりは小さいけど、愛媛―大分航路よりは大きい・・・って幅がありすぎか。
2時間半くらいの旅なので、一番安いクラスのチケットにしました。
中は意外と混んでます。適当なテーブル席に陣取りました。

エストニアはEU加盟国で、通貨もユーロ。物価の高いフィンランドに比べるとかなり買い物もしやすいので、フィンランドの人たちもエストニアまで買出しに行くようです。
確かに、スーパーでは水やジュースが日本よりも安く売ってたり(フィンランドは日本の倍ぐらいすることも)、物価の安さは感じました。

エストニアの首都タリンの港に着くと、外はもう真っ暗。
タクシーに乗ってもよかったのですが、歩いてもそんなにかからないという前情報もあったので、宿まで歩いていくことにしました。

かなり、寒い。
タリンには旧市街という城壁に囲まれた区画があって、昔ながらの街並みが残っています。
中世ヨーロッパの絵に出てきそうな感じ。
観光産業も盛んなようです。
一方でバルト三国の中でも豊かな国で、IT方面も発達しているみたい。旧市街の外は近代的な都市が広がっていました。
私たちが取ったのはHotel Telegraafという高級ホテル。
往復の船とセットだったので申し込んだのですが、高級ホテルとは聞いていたけど船とセットで3万円ぐらいだったのですが、そうよね、ここは物価が安いんだもんね。
高級すぎました。。

港から歩くこと30分ちょっと。
旧市街のちょっと入り組んだ道に惑わされつつ、ホテルに到着。
石造りの建物。明らかに高級そうな入り口。
フロントへ行くと、名乗ってもないのに「お待ちしておりました、○○様ですね」
みたいな感じで紙が出てきて色々書いて、部屋の鍵を渡されました。
すぐそこのエレベーターまではポーターの青年が案内してくれるし。
エレベーターはカードキーをかざさないと動かないセキュリティ機能つき。
なんかもう、バックパッカーですみません。

お部屋に入ると、赤を基調としたデザインでこれまた素敵。

















電話は懐かしい感じのデザイン。
ミニバーも充実しています。





















旦那が疲れきって早々に寝てしまったので、ひとりでビールを飲んでみました。
エストニアは、ビールがおいしいことでも有名なんだとか・・・
いや違う、SAKUビールっていうビールがあって、長野の佐久市と姉妹都市になったんでした。
美味しかったですよビール。





















SAKUビールはこんなやつ。

2人とも疲れきったので、この日は高級ホテルでのんびりだらり。
明日はタリン旧市街探索です。

2014年6月15日日曜日

犬ぞり

ラップランド二日目。

どこのホテルも同じな朝食を食べ(ここはワッフルメーカーもありました)、持ってきた一番暖かい装備を身につけて、
10時すぎに昨日のツアーショップへ。
犬ぞり体験です。

英語圏の人たちが何人かと、あたしたち夫婦。
暖かい格好をしてきたけど、さらにその上からごついスキーウエアのようなものを着せられました。









旦那Sサイズ、あたしXXSサイズ。
欧米サイズだなあ。
一緒だったお客さんたちと、シャッターの押し合いっこ。

外に出てバスに乗り込むと、別のショップのお客さんたちも一緒でした。
うちらの使ったとこより何10ユーロか高かったんじゃないかな・・・結局ツアーが同じってことはあたしたち得したかも。

バスで30分くらい移動して、犬ぞりポイントへ。
途中には平原の景色も広がります。


















まずはそりの操作レクチャー。
前の座席に座るお客さんと、後ろに立って操縦するドライバーの二人組み。
お客さん役とドライバー役は途中で交代します。
下り坂のとき、停止するときはブレーキを踏む、登りのときは足で蹴って犬を助ける、カーブのときは体重移動する。などなど。

説明は全部英語。
最終的にお客さんは20人くらい、うち日本人が半分くらいでした。

説明の後いよいよ犬たちとご対面。
そりに5匹ずつつながれて、
「早く走らせろ!」とばかりに吠えまくってます。
全員がそりにスタンバイして、木に繋いでたロープがはずされるとすごい勢いで走り出しました。

最初はあたしがドライバー、旦那がお客役。
時速15キロくらいは出てるのかな?

30分くらいで交代して、途中で記念撮影。























速すぎず、でも下りはちょっとスリルもあったりして楽しい。
風景も雰囲気があっていい感じ。


犬は暑いのか、時々横の雪に首を突っ込みます。
えっちらおっちら走るのがかわいい。


















あたしたちのそりを牽いてくれた犬たち。

コースを回り終えて、犬たちに触ってみました。
そりにつながってないときは静かな、人懐っこい子たちでした。
最初吠えてるのを見たときはちょっと怖かったよ・・・

それから山小屋見たいなところで、ホットジュースとクッキーを食べてあったまります。
案内してくれたお兄さんに質問コーナー。

そりを牽く犬たちはアラスカンハスキーというんだそうです。
シベリアンハスキーみたいな血統の名前じゃなくて、そりを牽くのに向いた犬をアラスカンハスキーというらしい。
交配も盛んに行われてて、ラブラドールの血が入ってたりシェパードっぽいのがいたり、いろいろでした。

アラスカンハスキーの赤ちゃんに触らせてもらって、犬ぞりツアーおしまい。

午後はショッピング。
フェルトでオリジナルの服や雑貨を作ってるお店があって、いろいろ物色。


夕飯は少し歩いたところのレストランへ行きました。
毎晩のようにジビエ料理を食べるので胃が疲れています・・笑

行きがけのバスで一緒だったご夫婦を発見。
このひとたち、ホテルも一緒だったんですねー。
いっつもカメラを持って(あたしも持ってたけど)、なんか不思議な雰囲気の二人でした。

料理を堪能し、いったんホテルに戻ります。
時間は8時。ちょっと休んでオーロラに行こう。とか言いつつ。

また11時くらいになって目が覚めて、外へ出ました。
うーーん、一面の雲。

そこへオーロラツアーから帰ってきたおばちゃんたちがやってきて、
「すごかったねー」
「うずまいてたねー」
と言うじゃないですか。
後で聞いた話、ご飯を食べ終わった8時ごろはすごく見えてたんだとか。
ケチらずにツアー使えばよかったですね。バスでいいスポットまでつれてってくれるし。

しばらく外を歩いてみましたが結局見える気配なく。
フィンランドでオーロラを観る、という夢は次回に持ち越されたのでした。

さあ、明日はヘルシンキに戻ります。
つづく。

2014年6月14日土曜日

サーリセルカ

お久しぶりです。
書き出した途端研修が忙しくなって放置されていたフィンランド新婚旅行紀。今頃ですが再開しまーす。


サーリセルカまではバスで3時間くらい。雪で真っ白な道路を、がんがん走ります。みんなスパイクタイヤを履いてます。
最初に運転手からチケットを買って乗り込みます。バスの中は3分の2くらい埋まってました。
半分くらいは日本人。カメラを持ったカップルとか、ちょっと年上そうな夫婦とか。
中国か韓国か、日本じゃないアジア人のお姉さん一人旅もいました。このひとは途中で、持ってきたリンゴを丸かじりしていた…豪快。

バスの中に、こういうものが装備してありました。



















長距離バスだけじゃなく、市バスにもついていましたが・・・
なんだろう、窓ガラスを割る道具?
いつ使うんだろう、雪に閉ざされちゃったりとかするんでしょうか。

片側一車線の、木々に囲まれた道をずーっと走ります。標識が、日本みたいに上に大きくあるんじゃなくて、わかりにくかったです。
曲がり角に、こっちへいくと○○ って看板が立ってるだけ。
あたしなら絶対通り過ぎちゃうと思う。


サーリセルカは歩いて一周できるぐらいの小さな街。















行きがけの関空でネットから写した地図。
オーロラ観光で栄えてる街です。近くにはスキー場も。

大きなホテルがいくつかあって、バスは順番に止まってお客さんを降ろしていきます。
あたし達が止まったのはHoliday club saariselkaという所。
荷物を降ろしてから、ちょっと探索に出かけました。

無料でそり遊びをできるところを発見。いっぱい置いてあるそりを一つ持って、雪の坂を登ります。途中カーブしながらずーっと続いていたけど、100メートルくらいで疲れたのでそりに乗りました。一気に滑り降りるとなかなかの迫力。




















それからツアー会社で翌日の犬ぞり体験の予約をしました。ツアー会社はいくつかあって、毎日犬ぞりやトナカイぞりのツアーをしています。夜にはオーロラツアーもやってます。
どれも結構いい値段するので、オーロラツアーはいいや、と言って予約しなかったのですが、これがあとあと後悔することになるとは…

ホテルに帰って、併設のスパに入りました。やや冷たい温水プールと、サウナ。フィンランドといえばサウナ発祥の地ですからね。一度は入らなくちゃ。
女性専用と、男女共用の部屋とありました。
サウナに水着を着て入らないでくださいって書いてあったんだけど、サウナでは男女が裸の付き合いをするのでしょうか・・・
ドイツとかは温泉で当たり前に混浴してるっていうしな・・・
恐る恐る混浴部屋をのぞいてみたけど、誰もいませんでした。

夕飯はホテルのレストランで。トナカイの肉とかサケのサラダとか。
料理は肉とジャガイモが基本です。美味しいけど多い!

サケのサラダ。これでミニサイズ。。


















お腹を満たすと眠くなります。ただでさえ時差ぼけなのだ。フィンランドでの20時は、日本の3時。真夜中だよ…

オーロラのピークは夜の10時くらいと聞いていたので、一度部屋に戻って休憩です。
案の定寝ちゃって、11時くらいに目が覚めて、外に出てみました。
空一面に広がる白い雲。

しばらく探索しましたがオーロラは見えず。
よく晴れた、周りに明かりのないところじゃないと見えないのです。

こりゃ無理だね・・・と言いながらも、歩いていけるオーロラスポットまで行ってみました。
雪明りでうっすら明るい道を、懐中電灯をお供に進みます。
スノーモービルの轍が続いています。
結局オーロラの気配はなく帰ってきました。
途中に、なにやら小屋のようなものが。

















観光案内版っぽい。
いまの気温が出てました。
-10℃。そんなに寒くないんですねー。

こうしてラップランド初日は終了したのでした。

つづく。





2014年2月15日土曜日

ラップランドへ

タンペレの次は、いよいよオーロラを目指してラップランドへ向かいます。
ラップランド:北極線以北の地域、北極圏とおおまかに言えますが、具体的にはスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ロシアにまたがる、サーミ人が住んでいる地域をさすんだとか。

夏は白夜、冬は太陽の昇らない極夜が訪れる地域です。
半年の間に日照時間が24時間変化するわけで、この時期は日照時間が毎日どんどんのびていきます。

私たちが行った1月末は、9時すぎから4時ごろまで明るかったかな。


ラップランドまでの交通手段はVRの夜行列車。
初日にも乗った、日本のJRのような国鉄です。
他には飛行機で行くという手もあるけど、夜行列車ってなんだかロマンを感じるので行きはこっちにしてみました。
サンタクロースエキスプレスという素敵な名前がついていますが、実際は普通の車両だし、サンタさんを感じさせるものはひとつもありません。
VRは二階建てで、ひとつのコンパートメントに二段ベッドがひとつ。
ふたつのコンパートメントの間に鍵のかかったドアがあって、4人で利用するときはドアをあけてもらって4人部屋としても使えるようです。
2階は各部屋にシャワーがあり、1階は車両ごと共用のシャワーがあります。

2階をとりたかったのに、ネット予約でなぜか1階になってしまった私達。
ま、それほど不便はなかったのですが。
しかし、旦那が共用シャワーを使おうとしたら、待てども待てども水しか出ず。
この寒いのに水浴びは無理!
ということで、シャワーはあきらめました。
どっかにお湯ボタンとかあったのかな?
他の乗客もぜんぜん使ってなかったし、あのシャワーは水専用なのでしょうか。。

VRの中はWi-Fiが使えて便利でした。

翌朝は7時半ごろ降車の予定だったので、6時過ぎに起きて食堂車両へ。
時差ぼけのおかげで早起きが苦になりません。
日本人のツアーらしき人々ともすれ違いました。
部屋にあった朝食半額クーポンを見せて、ひとり€6。
ボリュームのあるサンドイッチと、オレンジジュースとヨーグルトとコーヒーと。
オレンジジュースが濃厚で美味しかった。

コンパートメントは、狭い空間ですがちゃんと水も出ました。






















お布団はこんな感じ。

















フィンランドの屋内はどこも暖かいので、布団は薄めです。
寒くないです。

7時過ぎにRovaniemi(ロヴァニエミ)の駅で降車。
こんな列車に乗っていました。
















外は真っ暗。
ここからロヴァニエミの市街を目指します。
そんなに遠くなさそうなので、歩くことに。
途中、ハイウェイに入り込みそうになったりしつつ、どうにか目指していたサンポセンターにたどり着きました。

















日本から、地球の歩き方とるるぶを持っていきましたが、ガイドブックの地図のちゃちいこと。
ハイウェイと普通の道を同じ色にしないでほしいよね。
通りの名前も広いとこしか書いてないし。
フィンランドのハイウェイは無料だそうで、乗るときもとても自然な感じでして。
ふときづいたら歩道がなかったんです。こわいこわい。
ちなみに現地の駅や観光スポットにおいてある地図はとても使えました。

サンポセンターのサンポとは、フィンランドの神話「カレワラ」における、打出の小槌、的なものです。フィンランドの文化を理解するのに欠かせないとも言われる抒情詩カレワラ。
たまたま研修医ルームに本があったので読んでいました。面白いよ。

ロヴァニエミは、有名なフィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトが都市計画を担当した街。ショッピングセンターのサンポセンターにも面白いものがいろいろありそうでしたが、バスの時間もあったのでゆっくり見ずにスルーしてしまいました。
この日はロヴァニエミ→サンタクロース村→ロヴァニエミ→サーリセルカ
と行こうと思っていたのですが、サンタクロース村にもサーリセルカ行きのバス停があると聞いたので、もう直接いくことにしたのです。

バスに乗って20分くらいでサンタクロース村に到着。
バスに乗っていたのは村の従業員のひとと、観光客数人でした。
ツアーの人は駅からツアーバスに乗るんでしょうね。
オープンの10時まで少し時間があったので、お土産やさんを物色。
ムーミンの温度計を購入。

つるつるの雪のすべりだいがあったり、大きな雪だるまがいたり。





















外国の雪だるまって、3段ですよね。
ちなみにこの格好で旅行してました。

インフォメーションでロッカーはあるか聞いたら、ロッカーはないけどその辺に置いといていいよ、とのことだったので、バックパックを隅っこに転がして、サンタさんに会いに行きました。
もちろん貴重品は携帯で。

サンタさんに会うのは無料です。
サンタさんの仕事を垣間見ながら、サンタさんのいる部屋を目指します。
サンタさんは英語はもちろん日本語もなかなか上手。
新婚旅行だというと、素敵な笑顔で「幸せにね」、というようなことを言ってくれました。
そして並んで写真撮影。
写真はサンタさんのお手伝いをする小人、トンットゥが撮ってくれます。
最後にトンットゥに日本語で、「いい子にしてなよ!」と言われてサンタさんの部屋を出ました。
部屋の外ではさっそく、さっきの写真販売。
写真1枚で€25、データを入れたUSBもつけると€34ぐらいします。

私達は写真にしました。
お土産コーナーで会計をして、おしまい。
ちなみに私達の前の人も、その前の団体ツアーも日本人でした。
とにかく日本人が多い。
どこにいっても日本人旅行者がいます。

イッタラやマリメッコのショップも入ってたので、いくつかお土産を購入。
それからインフォメーションで、北極圏到達証明書を発行してもらいました。
サンタクロース村は、ちょうど北極圏の境界線、北緯66度33分線の上にあるんです。
言語が色々選べますが、もちろんフィンランド語で。
これは€6くらいだったかな。

それからバスに乗ってさらに北のSaariselka(サーリセルカ)を目指します。
長距離のバス停が非常ーーにわかりにくかったのですが、
これでした。

















市バスのバス停のすぐ道路側。
ただの雪の山かと思ったよ・・・
ぐるりと回ったら、中は小屋みたいになってました。

バス停、近距離の市バスは黄色、長距離バスは青色の看板が立ってます。


さて、次はサーリセルカ編。
だいぶ長くなってきました。

ムーミン

ムーミン博物館で降ろしてもらったものの、荷物が大きくて博物館のロッカーに入らず、いったんタンペレ中央駅へ向かいました。

地図を見るも自分の方角がわからず・・・
旅には方位磁針が必要なんだって実感したり。

後で気づきましたがiPhoneにもコンパス機能ついてましたね。
翌日からは大活躍でした。

幸い、フィンランドの道はそれぞれ~katu/~tie(~通り)と名前がついているので、地図を見ながらちょっと歩いたらすぐ方角はわかりました。
建物も、○○通りの何番という住所なので、ホテルなんかも探しやすいです。
通りの片側が奇数番地、反対が偶数番地になってます。

さて、タンペレ駅には大きなコインロッカーがあって、二人分をまとめて入れれました。
トイレもタダでした。

身軽になって、ちょっと人助けをしてから再び歩いて博物館へ。
タンペレは二つの大きな湖があって、その高低差を利用して水力発電をし、工業が発展した都市だそうです。
ノキアもタンペレの企業だとか。

















こんな教会があったり

















橋の上に裸のおにいちゃんが建ってたり
煙がもくもく出てる煙突がたくさんあったり

異国だー、という感じです。
表現力がなくてすみません。

















気温はマイナス6度。
フィンランドではいろんな所に温度表示がありました。

ここがメインスクエアかな?
















駅前に、TIGERという雑貨屋さんがあったので入ってみました。
生活雑貨からへんなおもちゃ、けん玉まで、色んなものがお手頃価格で置いていました。
なかなか楽しい。
けん玉は、いま海外でも人気があるみたいですね。
TIGERはチェーンのようで、ヘルシンキでも見かけました。



ムーミン谷博物館は、市立美術館と同じ建物に入ってます。
片方だけなら€6、両方見るなら€10で入れます。

最初、どこからムーミンコーナーに入るのかわからず、受付の裏へ行くも美術館ぽい絵がずっと飾ってあるし、受付のおじちゃんは裏に回って地下だ、と言ってたけど下りの階段には「こっちトイレ」(英語)としか書いてないし、2階は明らかに美術館だし・・・
とうろうろしていたら、黒人のお兄さんが「ムーミン?こっちこっち」と案内してくれました。
優しかったなー。
結局、「こっちトイレ」の階段を下りた先がムーミンコーナーでした。
フィンランド語ではほかにも書いてあったのかなー?

ムーミン、ニョロニョロが好きだー、とは昔から思っていましたが、よく考えたらあんまりストーリーを知らないことに気づきました。
日本に帰ったらちゃんと読んでみようと思ったのでした。

ムーミンコーナーの入り口に日本語解説の冊子が置いてあったのに、気づかず一通り見てしまった私達。
たくさんの原画と、大きなムーミンのドールハウスがあって、ムーミン好きなら是非見にいくといいと思います。
ショップでムーミンの葉書を購入。
旦那はラゲージタグを買っていました。


博物館を出ると5時過ぎ、電車の9時過ぎまではまだ時間がありますが、そろそろ晩ご飯のお店を捜すことにしました。
タンペレには北欧一高い展望台があると聞いていたので、そこを目指しました。
サルカニエミアドベンチャーパーク。

展望台の上に、回転レストランがあります。
うーん、高級な雰囲気・・・
もこもこのダウンにカミカゼ風帽子をかぶった二人が入っていいものか、、
と思いつつも突入。
6時台のレストランは空いていて、何家族かが楽しそうに食事していました。
メニューのコースはなかなか高級でしたが・・・、ちょっと日本人の口には合いにくいかも?
ともかくゆっくり頂いて、あたしはビールも頂きました。

















45分で一周するレストラン、タンペレの街の灯りがきれいでした。

このアミューズメントパークには、水族館にイルカショー、動物園、アングリーバードパーク(アングリーバードもフィンランド出身です)などなど色々あるんですが、この時間にはほとんど閉まっていました。
水族館がまだ空いていたので、行ってみることに。
2フロア、それほど広くないスペースでしたが、けっこう楽しめました。
入り口にいたイグアナと、地下にいたカメレオンがかわいかった。
両生類好きです。

ウーパールーパーもいたし、デンキナマズもいました。
英語の説明はありますが、全部読むのもしんどくてほとんど読み飛ばし。
もっとすらすら読めたいなー。

水族館を出た後は、歩いて駅まで戻りました。
途中のドラッグストアで、切らしてしまった歯磨き粉を購入。
こんなのも冒険です。
どこでも、お店の人はこっちがネイティブじゃないと察して英語で金額を言ってくれます。
大体の人は英語スラスラです。
数ユーロでもカード払い可能、いやな顔もされません。
ただ、ICチップのないカードはいちいちサインが必要だし、小さなお店だとICチップがないと使えません、というところもありました。

駅について荷物を取って、歩きつかれたので休憩。
キオスキ(日本のキオスク。あちこちにあります)で食料を買って、電車の時間を待ちます。

タンペレ、夏にもぜひ来たいし、もっとゆっくり回りたい街でした。

このあとは21:11発の夜行列車でラップランドへ向かいます。
タンペレ編終わりー。

2014年2月2日日曜日

出発

今回は、初めてという事もあり、ほぼ日程を決めて、予約できるものは予約して出発しました。
宿、飛行機、船、夜行列車など。

空港は関空。
関空までの往復は高速バスにしました。
若者っぽくていいかなーというだけの理由で。

・・・次回からは飛行機にします。


金曜日の夜、近くの駅まで10分歩き、電車に乗って高知駅へ。
この時点ではやくも旦那さんの帰りたい発言が。
バックパック重い~
高知駅からさらに歩いてニライカナイへ。

旦那がタコライスを、あたしはタコライスミニを。

少し前に食べたタコライス風ビビンバが微妙で、ニライのタコライスを食べたかったのです。
ちょうど二人共通の先輩もいらして、その方とマスターからお餞別を頂きました。
ありがとうございます。


11時20分のバスで梅田へ。梅田からはJRで関空へ。
11時半の飛行機でフィンランドへ。

飛行機はフィンエアー。
心配していたんですが、事前のリコンファームは不要。
36時間前からはオンラインチェックインも可能です。
飛行場の窓口での時間が節約できますよ。

残念ながらマリメッコ飛行機でもムーミン飛行機でもありませんでしたが、中身はマリメッコ。
紙コップとか紙ナプキンとか、毛布とかクッションとか。

 

うひょひょ。


フィンランドと日本の時差は7時間。
昇ってくる太陽からひたすら逃げ続けて10時間。

空はずっと素敵な色合いでした。
















半分寝たり半分起きたり映画を見たりしながら、15時過ぎにヘルシンキ到着。

初日は父の友人家族の家に泊めていただきました。
空港からバスでTikkurila(ティックリラ)まで行き、そこからVR(日本のJR的な)でLempaala(レンパーラ)まで。















VRは基本こんな色です。でかいです。

Tikkurilaでは時間が少し空いたので、駅前のスーパーに行ってみました。
寒いけどアイスを購入。
フィンランドはアイスクリームの消費量がかなり多く、アイス大好き国民なんだとか。
味は甘すぎず美味でした。

駅でトイレに行こうとしたら、1ユーロ入れないとドアが開かない仕組みになっていました。
けっこうきびしいのね。
近くのスーパーでは無料で使えました。

LempaalaはTampere(タンペレ)という大きな都市に近い、小さな町です。
駅までは友人のIさんと息子くん、飼い犬のタッスーがお迎えにきてくれました。

タッスーはゴールデンレトリバーの女の子。

晩御飯は、フィンランドの一般的な家庭料理、というのをご馳走していただきました。
マッカラというソーセージやお米の入ったパンのようなピーラッカ、ポテトにサラダ。
なかなか美味しかったです。
ただ、Iさん家族に言わせるとフィンランド料理は甘いんだそう。
ベリーソースが合わさっていたり、単純に砂糖が多かったり。
そしてけっこうしょっぱい。

フィンランドではバターよりマーガリン、牛乳やヨーグルトは低脂肪か無脂肪、とかなりコレステロールに気を使っているようですが、それにしてもマーガリンはたっぷり使うし、お肉大好きだし、しょっぱいし、健康対策がうまくいっているとはあまり言えないようです。。

あたしはバターと無調整牛乳を適量いただくほうがいいなあ。


そして、フィンランド名物サルミアッキに挑戦。

サルミアッキは、塩化ナトリウムとリコリスというハーブを合わせたもので、フィンランド人は大好きで飴とかガムとか食べまくっているようです。
その真っ黒い物体を、Iさんが用意してくださっていたので食べてみました。






















うーん、微妙。
旦那さんに言わせると、味に3段階あるとのことです。
ミントっぽいすーすーさもあります。
まー、食べれないほどじゃないけど、好んで食べたくもないかなあ。
以前オーストラリアで食べた、同じくまっくろいベジマイトに通じるものを感じました。

時差ぼけでだいぶ眠かったので、この日は早めにおやすみなさい。


新婚旅行

お休みを頂いて、ちょっと北欧までいってきました。
旦那さんは始めての海外。
あたしも自分で計画して行く海外旅行は初めてです。

ごくごく簡単に言うと、
オーロラを観たくてフィンランドにいったんだけどオーロラは観れなくて、
初日は父のお友達のお宅に泊めていただいてフィンランドの家庭の味を味わい、犬と遊び、イッタラのミュージアムとかタンペレのムーミン博物館に行ったり湖の上を歩いたりして、
夜行列車でラップランドに行ってサンタさんに会って、オーロラは観れなかったけど犬ぞりに乗ったりマイナス15度の世界は鼻毛も凍るってことを知り、
お向かいのエストニアにも行って旧市街の風情にほお~っとしたりエストニア美人にふ~ってなって船に乗り遅れたりしつつ最終日はヘルシンキで見所を歩き回って足ぱんぱんになり、
お寿司屋さんでお味噌汁にしみじみとし、
そして帰ってきて関空でフライトモードを解除したら大量の迷惑メールがお出迎え。

というような6泊7日でした。


ちょっとこれだと感想としてあまりに寂しいので、反省と次回への期待を込めて次からのんびりじっくり旅を振り返ります。
写真もだいぶ撮りましたので交えつつ。

それでははじまり~